
伝記との出会いが広げた、子どもの好奇心と夢の世界
3年生も終わりに差し掛かった2月のこと。あるイベントで、サイエンスの実験をしてくれる先生が学校に来てくれました。
そのとき、顕微鏡を使う体験があり、「顕微鏡を世界で初めて作ったのはレーウェンフックなんだよ」と教えてもらいました。
そこからAKASHIの好奇心が一気に広がり、「電気は誰が発明したの?」「他にも有名な人っているの?」と質問の嵐。
夫も私も小さい頃に伝記本を読むのが大好きだったこともあり、「伝記は、いろんなことが分かってすごく面白いよ」と話すと、
「読みたーい!」と興味を持ってくれました。
さっそく本屋さんへ行ってみると、今はほとんどが漫画の伝記。
昔は活字の伝記がたくさん並んでいた記憶があったのですが、店員さんによると「活字の伝記は取り寄せになります」とのこと。
「今すぐ読みたい!」という気持ちを大切にしたくて、AKASHIは「漫画はあんまり好きじゃないな〜」と言いながらも、エジソンの漫画伝記を購入。
すると…どっぷりハマってしまいました!
その後も次々に買い足して、妹のRIRIも一緒に夢中に。
今では家の一角に「伝記ちゃん」と名付けられた本のタワーができています(笑)。
伝記を読む中で、AKASHIの世界はどんどん広がっていきました。
「世界にはこんなすごい人たちがいるんだ!」
「伝記に載るような人になりたい!」
「ノーベル賞を獲りたい!」と目を輝かせて語るように。
また、伝記を通して歴史への興味もどんどん深まりました。
昔は「江戸」や「土佐」という地名があったことを知っていたので、4年生になって都道府県を学ぶときも、
「昔は蝦夷(えぞ)だったんだよね」と、楽しく覚えることができました。
モーツァルトの時代にどんな王様がいたか、その顔や名前まで自分で調べ、
大塚国際美術館を訪れたときには、遠くから「ああ、あれはルイ14世だ!」と一目で分かるほどに。
「ルイ16世じゃないの?」と聞いても、「ううん、14世だよ」と自信満々。
エジプトの王の名前まで、普通はなかなか習わないような難しい名前をすらすらと話していました。
伝記は夢を与えてくれるだけでなく、背景にある歴史にも自然と興味が湧き、学びが深まります。
AKASHIとRIRIにとって、伝記との出会いは、新しい夢と世界を広げてくれる大きなきっかけになったと思います。
何に興味を持つのか、そこからどのように世界が広がっていくのか、子どもたちの可能性は無限大です。
次は何だろう?といつも楽しみです☆